2020年1月17日 事業用ヘリコプターライセンス取得 鈴木徳さん 男性

Q.合格した今の気持ちはいかがですか

A.「合格」と聞いた時、私は「上手に回答を述べることが出来ていない上に、あの問題もこの問題もまだ質問されてないから、何か試されているのかな?」と疑っており。実感が湧きませんでした(笑)試験全体の講評を聞いていくうちに、実感し嬉しくなりました。

 

Q.何がきっかけでパイロットになろうと思いましたか

A.小さい頃からの「パイロットになりたい」と言う思いと、ライフセイバーの経験で感じた「助けている人に手を差し伸べられるられる人になりたい」と言う思いを同時に満たす職業が消防や警察、ドクターヘリのパイロットであると思い目指しました。

 

Q.実際にヘリコプターに乗ってみた楽しさは何だと思いますか

A.やはりホバリングだと思います。空中で自由自在に移動することができますが、上下左右前後にブレずにピタッと止まれる乗り物はヘリコプターだけです。これが難しく、また上手に出来た時の達成感は計り知れないです。

 

Q.訓練の思い出に残るエピソードをいくつか教えて下さい

A.

①アメリカの訓練では絶対日本で見られない機体(特にゼロ戦)が飛来したり、航空ショーを見たり、初めて一人でヘリを操縦する、ハンバーガーを食べる為にヘリで他の空港に行ったりなど日本では出来ないことをたくさん経験しました。

②へリコプターはエンジンが停止した場合でも地上へ安全に降ろすオートローテーションという緊急操作があります。私はこの操作が上手に行えず、苦労しました。ある日、教官から学生時代に部活動でどんな競技を経験したのか尋ねられました。それについて答えると教官は「個人競技かぁ。どおりであなたにセンスが無いわけだ!(笑)」と納得され、その理由と解決策を話されたのを鮮明に覚えています。自分は他の訓練生以上に努力をしなければならないと思っていたからこそ、試験当日の飛行後に、教官から「上空を見る限り上手に出来ていたよ」と褒められたは忘れません。

③自宅から学校まで遠かった為、毎朝4:30に起きて始発の電車に乗っていた事です。就職してもこのような生活リズムになる事はないでしょうし、突発的に早朝の仕事を請け負ったとしても辛くは感じないと思います。早起きは三文の得です。

 

Q.この学校を人に勧められますか(その理由を教えて下さい)

A.はい

①一定の知識と技能を身に付ければ事業用操縦士という資格は誰でも取れます。しかしこのスクールでは資格取得レベル以上の技能取得・取り組み姿勢・考え方・向上心など、より良いパイロットになるためのことを経験・知識・技能の豊かな教官が丁寧に教授してくれます。

 

②訓練生の士気が非常に高いです。試験で出題されそうな問題を出し合ったり、弱点を克服する為にお互いに議論をしたりなど同じ目標を掲げた仲間と切磋琢磨しながら日々を過ごすことができます。

③日本でも有名なヘリポート内に学校があります。中型機や大型機が常時駐機してあり、自分の近未来を安易に描きながら訓練に臨めます。