2016年3月16日 事業用ヘリコプターライセンス取得 朝日航洋認定操縦訓練生3期生 内田 香奈さん 女性(27歳)

Q.合格した今の気持ちはいかがですか

A.とても嬉しいです。

出来の良いフライトではありませんでしたが、周りの方に支えていただいて、なんとかいただけた合格だと思います。

緊張している自分をいろんな方が励ましてくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の試験で、ヘリコプターを飛ばすということは、一人ではできなくて色々な人が携わってはじめて飛ばすことができるんだということを改めて感じました。 今後は技術、知識をつけて精進していくことははもちろんですが、人とのつながりも大切にフライトを行いたいと思います。本当にありがとうございました。

Q.何がきっかけでパイロットになろうと思いましたか

A.昔から飛行機に乗った時に上空から景色を眺めることが好きで、いつか自分で同じように空を飛んで景色を見たいと思っていました。

大学卒業後、一般企業に勤めていましたが、空の仕事には飛行機でお客様を運ぶ仕事だけではなくて、 ヘリコプターで報道・空撮などをする仕事があることを知り、自分のやりたい仕事はこれだと感じ、この世界に入ろうと決意しました。

Q.実際にヘリコプターに乗ってみた楽しさは何だと思いますか

A.3次元で動けることは普段の生活にはない動きなので難しいですが、普通の生活では体験できない特別な楽しさがあると思います。 操作方法は同じでもその日の風などを考えて操作量を微妙に変えていくことが毎回のフライトで悩ましく難しいところですが、 それがぴったりはまって出来た時は操縦がいつもより楽しく、また達成感を感じられました。

技術も知識も終わりはなく、常に学び続けていけることも魅力であると思います。

Q.訓練の思い出に残るエピソードをいくつか教えて下さい

A.①渡米訓練でのホバリング訓練

はじめて乗った時に、左右の手と足を全て違う動きをさせて操縦する難しさに衝撃を受けました。 自分の思ったように体が動いてくれないことがもどかしく、悔しかったです。 それでも教官や周りの訓練生にアドバイスをもらいながら訓練していく中で少しづつ出来るようになっていくのがとても嬉しかったです。

②国内訓練で学んだ根拠のある操縦

機体には様々な特性があってそれを知り、裏づけのある操縦方法を学んで、理解し、やってみて、 その通りに動いてくれた時は、感覚で出来るようになった時とは違う自信の伴った嬉しさがありました。 特に急旋回には苦労したのですが、クロスカップリングについてただの知識ではなくてフライトで使える知識にすることはどういうことなのか学ぶことができました。 このような特性を知ることで、もっと機体を細かくコントロール出来るようになりたいと思うようになり、機体の変化に今までより敏感に反応出来るようになりました。

③訓練生の積極性

訓練生の貪欲に学ぼうとする意欲やたくさんの知識を吸収するための工夫を見ると、自分ももっと頑張ろうと思えました。

Q.この学校を人に勧められますか(その理由を教えて下さい)

A.①訓練に打ち込める環境

豊富な知識を持った教官や整備士の方々が常に近くにいて、質問できる環境であること

また、機体を何時でも見れるので構造についての知識が実際に見ながら深められること

イメージトレーニングが実際に機体に乗って出来ること

②多くの訓練生がおり、考え方、知識などいろいろな刺激を受けながら切磋琢磨し合い訓練できること

③豊富な資料、データ

過去の学生が残してくれた資料なども多くあり、大変参考になりました